看護師の離職率を考える

誰でも離職率の低い職場で働きたいと思う気持ちは同じです。それは働いてみないと分からないことでもありますが、看護師の離職率は社会問題にまでなっております。海外の主要国と比べても100床あたりの看護師数では4分の1と言う数字ですから実は日本の看護師不足はかなり深刻なのです。ネットや最近ではテレビでも「看護師求人 転職」という文字を目にしませんか?

 

看護師の仕事は大変だという噂はどこでも聞く話ですが、仕事の大変さではどこも同じでも、職場環境が違えば職場によっても違ってきます。離職の理由は色々な要因が考えられますが、特に職場内の人間関係が良い場合には少しぐらい辛くても乗り越えれる場合も多く離職率も下がっているようです。

 

般企業の場合では新入社員の離職は入社後3年以内とよく聞きますが、看護師業界の場合は1年未満に1割の人が離職するという現実があり、その離職理由で一番多いのが「理想と現実のギャップ」なのだそうです。これは「忍耐力」が足りないと嘆いているだけでは問題の解決にはなりません。

 

看護師不足問題を解消していくには、いかに新人看護師を育て定着率を上げるかが重要になってくるのですが、それにはまず看護師たちが働きやすい環境を作ることに取り組む必要があります。

 

「離職の少ない職場」と「離職の多い職場」

離職の少ない職場を見ますと、新人看護師へのフォロー体制が充実しているようです。では離職の多い職場はと言いますと、サポートも行われず満足な研修も無しに現場に投入されるケースが多く、結果的に相談する相手も暇も与えられずに、ただ辛い思いをして辞めてしまうというのが現実です。

 

これは何も看護師の職場ばかりではないのですが、他の職場の場合には離職率が高くても求人情報を見て人が入ってきます。しかし看護師の場合には人の入れ替わりが他の職業のようにはいきません。

 

看護師の資格を持つ人は沢山おりますが、その中の8割の人が復職したいとも言われております。それ程いるにも関わらず「足りない」と言われるところに最大の問題が隠されているのです。

 

せっかく高い授業料を払って専門学校や大学に通い国家試験に合格をして就く看護師です。それにも拘わらず、離職率や転職が多いのは、過酷な労働環境だけではなく人間関係も含まれているようです。

 
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看護師の労働条件

職場環境が過酷で人間関係で悩まされるのは、何も看護師だけではありませんが更に離職の原因は給料面も挙げられているよういです。一般的に看護師と結婚をした男性は、髪結いの亭主と同じで、世間では羨ましがられますが、看護師の給料が高いのは夜勤手当が付く人だけなのです。

 

ところが昼勤の人にとっては、過酷な労働条件で土日も関係なく働くことになりますので小さい子供さんのいるお母さんは、幼稚園の行事や小学校の参観日とか運動会にも出れないと嘆くしまつですから、収入の割には合わない仕事ということになり離職の一因になっています。

 

田舎では仕事がそもそも少ないので離職したくても出来ないですが、都市に行くほど職業選択の幅がありますから、収入効率の良いパート労働者になる人が多くなる傾向は減らないことになるのです。